第3章 東アジア各国の戦力 韓国
2000年代 2
チュンムゴン・イ・スンシン級駆逐艦
は
KDX-2計画の艦船である。
チュンムゴン・イ・スンシン級駆逐艦
は
満載排水量4800トン、
ディーゼル・ガスタービン推進、
兵装は
Mk41垂直発射システム
32セル
(RIM-66スタンダードMR艦対空ミサイル32発)、
Mk141発射機
(RGM-86ハープーン艦対艦ミサイル8発)、
Mk45 127mm砲
1門、
Mk32 324mm3連装短魚雷発射管
2基、
Mk49発射機
1基
(RIM-116回転飛翔体ミサイル近接防御艦対空ミサイル21発)、
ゴール・キーパー30mm近接防御武器システム
1基
である。
搭載航空機は
スーパー・リンクス哨戒ヘリコプター
2機
である。
1番艦チュンムゴン・イ・スンシン
が
2002年5月に進水して、
2003年に就役した。
以後、6番艦まで建造されている。
KDX-3、セジョン・デワン級駆逐艦
は、
合衆国海軍
の
アーレイ・バーク級イージス駆逐艦フライトⅡA
を
ベースに
韓国で生産したものである。
近接防御武器システム
は
アーレイ・バーク級駆逐艦
の
Mk15ファランクス20mm機関砲近接防御武器システム
から、
RIM-116回転飛翔体ミサイル近接防御艦対空ミサイル
に
変更されている。
電子戦システム
は
韓国国産の電子戦システム
を
搭載している。
KDX-3
セジョン・デワン級駆逐艦
は、
満載排水量10290トン、
ガス・タービン推進、
兵装は
Mk41垂直発射システム
80セル
(RIM-66スタンダードSM2艦対空ミサイル、RIM-162発展型シー・スパロー短距離艦対空ミサイル)、
天竜巡航ミサイル/赤鮫対潜ロケット用垂直発射システム
48セル
(対地巡航ミサイル32発/対潜ロケット16発)、
海星艦対艦ミサイル
8発、
Mk49発射機
1基
(RIM-116回転飛翔体ミサイル近接防御ミサイル21発)
ゴール・キーパー30mm近接防御武器システム
1基、
である。
チャンボゴ級潜水艦
は
ドイツHDW
の
209型潜水艦
を
韓国でライセンス生産
したものである。
1番艦
は
ドイツで
建造され、
2番艦と3番艦
は
韓国でノック・ダウン生産した。
4番艦
からは
韓国で建造している。
1993年から2001年
までに
9隻
が就役した。
チャンボゴ級潜水艦
は、
ディーゼル・エレクトリック推進、
水中排水量は1285トン、
水中速力22ノット、
兵装は
533mm魚雷発射管
8門
である。
短期間に大量の潜水艦を配備したため、まだ潜水艦作戦は成熟してないとみられる。
チャンボコ級潜水艦
は
533mm魚雷発射管
から
UGM-84ハープーン潜対艦ミサイル
を
発射可能にする改良工事
と、
近代化計画を進めている。
ソン・ウォンイル級潜水艦
は
ドイツHDWが開発した
214型潜水艦
が
ベースとなっている。
ソン・ウォンイル級潜水艦
は
ディーゼル・エレクトリック推進とAIP大気独立推進
で、
水中排水量1860トン、
兵装は
533mm魚雷発射管
8門
である。
1番艦ソン・ウォンイル
は
2006年に就役している。
9番艦までの建造が認められた。
このほかに
韓国海軍
は
小型艦艇
を
多数装備している。
1000トン・クラス
の
コルベット28隻、
シー・ドルフィン級高速戦闘艦
(満載排水量183トン)
83隻、
などを保有しており、
沿岸域での戦闘を主な任務としている。
韓国海軍
は
ロッキード・マーティン P-3Cオライオン哨戒機
を
8機のみ
導入した。
日本の海上自衛隊
が
ロッキード・マーティン P-3Cオライオン哨戒機
を
101機導入
しているのに比べ
韓国
は
8機のみ
で、
韓国の対潜能力
は
低い。
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