ボーイング F-15EX
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平成17年度以降に係る防衛計画の大綱における防衛力 航空自衛隊 27
次期主力戦闘機策定
ボーイングF-15FX戦闘機
(伊藤忠商事)1
ボーイング F-15FX戦闘機
は、
合衆国空軍のボーイング F-15Eストライク・イーグル戦闘爆撃機
を
航空自衛時次期主力戦闘機隊仕様にする
とされた。
F-15FX戦闘機
の
源流となるマクドネル・ダグラス F-15Aイーグル戦闘機は初飛行1972年、
F-15FX戦闘機
の原型となるマクドネル・ダグラス F-15Eストライク・イーグル戦闘爆撃機は初飛行1986年。
ボーイング/マクドネル・ダグラス F-15Eストライク・イーグル戦闘爆撃機
は
最高速度マッハ2,5、
自重14379kg、
エンジン
は
ユナイテッド・テクノロジーズ・プラット・アンド・ホイットニーF100-PW-129ターボ・ファン・エンジン
と
ゼネラル・エレクトリックF110-GE-129ターボ・ファン・エンジン
から選択でき、
ともに
推力は129kN×2
である。
ボーイング・マクドネル・ダグラス F-15Eストライク・イーグル戦闘爆撃機
は
GBU-28 バンカー・バスター5000ポンド貫徹型爆弾
の搭載に耐えるよう
フレームを強化したため、
F-15Cイーグル戦闘機
より
重量が増加している。
源流となるマクドネル・ダグラス F-15Aイーグル戦闘機の初飛行が1972年、
原型のマクドネル・ダグラス F-15Eストライク・イーグル戦闘爆撃機の初飛行1986年
と
古く、
ステルスという概念のない時代に生まれた戦闘機
で、
今後20年以上使用するには将来性に疑問が残った。
また、
ボーイング・マクドネル・ダグラス F-15Eストライク・イーグル戦闘爆撃機の原型である
マクドネル・ダグラス F-15C(F-15J)イーグル戦闘機
を
1980年
から
三菱重工業でライセンス生産していたことから
F-15Eも日本国内でライセンス生産は可能であると思われた
が、
機体が古い割には価格が高額でF-15Jのライセンス生産価格と同様、
1機あたり100億円以上の高額になると思われた。
さらに
マクドネル・ダグラス F-15Jイーグル戦闘機でのライセンス生産の経験があるので、
ボーイング F-15FX戦闘機を日本国内でライセンス生産してもチタニウム合金を多用する機体技術くらいしか新たに技術的なものを多く得られないと考えられた。
制空戦闘機を求めている
航空自衛隊
だが、
ボーイング F-15FX戦闘機
は
ボーイング F-15Eストライク・イーグル戦闘爆撃機
と
同様の複座型
または
複座型の後席を撤去したもののみの提案
で、
制空戦闘機用の単座型は用意されなかった。
空対空戦闘
での
装備
は
AIM-120C/D先進中距離空対空ミサイル、
AIM―9Xサイドワインダー2000空対空ミサイル、
M61A2バルカン20mm機関砲
となる想定された。
日本製の
AAM―4空対空ミサイル(99式空対空誘導弾、アクティヴ・レーダー誘導中距離空対空ミサイル)、
AAM-5空対空ミサイル(04式空対空誘導弾、赤外線画像誘導短距離空対空ミサイル)
の
搭載も容易と考えられた。
レーダー
は、
マクドネル・ダグラス F-15C/Dイーグル戦闘機
の
最新改良型「ゴールデン・イーグル」
に
搭載されているアクティヴ電子スキャンド・アレイ・レーダーのAN/APG-63(V)3レーダー、
ボーイング F-15Eストライク・イーグル戦闘爆撃機
の
改良型に搭載予定
の
最新のアクティヴ電子スキャンド・アレイ・レーダーであるAN/APG-82レーダー
が検討された。
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