国家安全保障 マス・メディアにおける論議 1990年代
オピニオン・リーダーたちの安全保障論 1990年代
加藤紘一・自由民主党幹事長の主張
加藤紘一・自由民主党幹事長(当時)
は
日本、アメリカ、中国の三国間の関係を
「二等辺三角形」
から
「正三角形」にすべき
と主張していた。
二等辺三角形というのは、
日本とアメリカが接近し(日米同盟)、中国との関係が離れている状態を表している。
正三角形というのは
日本、アメリカ、中国の関係が均等、等距離になるということである。
中国の軍拡の現実を無視した妄想で、現実にはまったく即していない。
加藤紘一・自由民主党幹事長はまた、
「日米ガイドラインは北朝鮮に対してだけのもの」
と、
中国の江沢民国家主席に言明している。
日米同盟・日米安全保障条約が中国には発動されないという、日本の防衛を危うくさせることを認識している様子はない。
中国の軍拡、中国の脅威を認識していない。
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