第1節 東アジア各国の戦力 アメリカ合衆国太平洋軍 1990年代 14
東アジア、西太平洋、インド洋を担当する第7艦隊には
1986年にタイコンデロガ級巡洋艦CG-52「バンカー・ヒル」、
1987年にCG-53「モービル・ベイ」が配備された。
また、早期に退役したスプルーアンス級駆逐艦の代替として、タイコンデロガ級巡洋艦の初期建造型であるCG-49「ヴィンセンズ」が配備された。
またアーレイ・バーク級駆逐艦は、本格的ステルス船体を取り入れ、イージス・システムも能力向上型にされたものであるが、これも第7艦隊には4番艦DDG-54「カーティス・ウィルバー」が配備された。
横須賀基地を母港とする第7艦隊には、核アレルギーの強い日本を考慮して、通常推進型の空母が配備され続けてきた。また歴代、CV-41「ミッドウェイ」、CV-62「インディペンデンス」、CV-63「キティ・ホーク」と最古参の空母が配備され続けてきたが、メンテナンス、改修工事は充実しており、能力は高く保たれてきた。
一方で潜水艦は、グアム島のアプラ港を母港とするロサンゼルス級攻撃型原子力潜水艦SSN-705「シティ・オブ・コーパス・クリスティ」のみが東アジア配備であったが、のちにSSN-711「サン・フランシスコ」、SSN-713「ヒューストン」が増備され能力が増強された。
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